五ヶ山B2号墳出土遺物
五ヶ山B2号墳について

五ヶ山B2号墳出土遺物
長辺34.0m、短辺29.0mの二段築造の方墳で、拳大から人頭大の程の葺石と円筒埴輪が墳丘を巡ります。1994年に発掘調査により確認されました。
五ヶ山B2号墳は全体の約4割程度が後世の削平を受けて消滅していましたが、副葬品が置かれていた主要部は残されていました。
この古墳の木棺直葬の埋葬施設からは多数の副葬品が出土しました。
出土した遺物について
副葬品は棺内、棺側面の墓壙平坦面上(狭義の棺外)、棺上に置かれていました。
県内で初めて一式そろった形で出土した甲冑、革製鉾柄、革盾という貴重な漆塗製品、種類の豊富な鉄製武器類や農工具が見られ、5世紀における遠江の先進性を示す良好な資料として県指定文化財になりました。
〈指定物件一覧〉
鉄製甲冑-三角板革綴短甲・三角板革綴衝角付冑・板錣・頸甲・肩甲(5点)
農耕具類-砥石・鉄鎌・鉄鍬鋤先・鉄刀子・鉄斧・槍鉋・鉄ノミ・鉄錐・鉄刺突具(42点)
武器武具類-鉄刀・鉄剣・鉄鉾・鉄槍・鉄鏃・盾済金具(73点)
漆製品-鉾柄・盾・草摺(環状漆製品)(5点)
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更新日:2022年07月25日