西楽寺朱印状

更新日:2022年07月06日

袋井市指定文化財古文書

 「西楽寺朱印状」は、昭和62年(1987年)5月11日に、袋井市指定文化財古文書に指定されました。

今後さらなる展開がありそうな文化財

「西楽寺朱印状」について調べてみると、3点の古文書が指定されていました。
内容はそれぞれ、「祈祷の報告と、山椒、小梅を受け取りました」(『袋井市史 史料編一 古代中世』397号)、「小梅と山椒を受け取りました」(『袋井市史 史料編一 古代中世』401号)、「山椒と梅干を受け取りました」(『袋井市史 史料編一 古代中世』405号)とのことです。
どれも面白い資料(こうした資料を分析する、「贈答儀礼」という研究分野もあるくらいです)なのですが、他にもいろいろある中、なぜこの3点が? と少し不思議に思いました。
謎を解くカギは、文化財に指定された年月日です。
「西楽寺朱印状」が指定されたころは、まだ西楽寺文書が全部見つかっていたわけではなく、調査もされていなかったのです。その中で、早くに分かった重要資料であるこの3点が、取り急ぎ文化財に指定されたのです。
西楽寺文書の本格的な調査は令和に始まりました。今後、「西楽寺朱印状」をはじめとする西楽寺文書は、さらなる展開を見せていくことになるかもしれません。

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生涯学習課文化財係

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静岡県袋井市浅名1028
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