中遠クリーンセンターの概要

更新日:2021年05月31日

施設概要

■事業主体 袋井市森町広域行政組合

■施設名称 中遠クリーンセンター

■建設地  静岡県袋井市岡崎6635番地の192 

■処理能力 処理量 132t/24h(66t/24h×2炉)

■工期 着工 平成18年2月 竣工 平成20年3月

■構造 地下1階、地上4階 建築面積 3,580平方メートル 延べ面積 7,797平方メートル

■設計・施工 新日鉄エンジニアリング株式会社

中遠クリーンセンター外観

沿 革

平成10年3月 静岡県が「静岡県ごみ処理広域化計画」を策定

平成14年3月 旧袋井市、森町及び旧浅羽町の各議会において、ごみ処理施設更新時には、

平成19年度完成を目標に、施設統合することを決定

平成14年12月 袋井市議会において、建設地は旧袋井市内にすることを決定

平成16年7月 組合議会において、ごみ処理方式は「シャフト式直接溶融炉」に決定

平成17年2月 地権者、建設地について同意

組合議会において、機種は「コークスベット方式」に決定

平成17年3月 環境保全協定書を締結

平成17年4月 (旧袋井市と旧浅羽町が合併し、新「袋井市」となる)

平成17年10月 敷地造成工事着手

平成18年1月 ごみ処理施設建設工事入札

平成18年2月 組合議会において、ごみ処理施設建設工事請負契約及び財産の取得について議決

平成18年6月 建設工事起工式

平成20年3月 ごみ処理施設竣工式

平成20年度から平成22年度までの3年間 中遠クリーンセンター運転管理業務委託

平成23年度 単年度包括的運転管理業務委託

平成24年度から10年間 包括的運転管理業務委託

施設の特徴

1 「直接溶融炉」でごみを処理します

 可燃ごみ、可燃性粗大ごみ(タンス、布団、じゅうたん等)、下水汚泥など、多様なごみを安定して処理します。

 また、ごみをただ単に燃やすだけでなく、さらに高温(1,700℃~1,800℃)で、未燃分(灰など)を溶かして(溶融)処理します。

2 環境対策は万全です

(1)排ガス処理対策

  ■ダイオキシン

 高温でごみを溶融処理することにより、ダイオキシンの発生を抑えます。

 また、わずかに発生したダイオキシンについても次のような対策により取り除きます。

 ・ ごみから発生した熱分解ガスを燃焼室で完全燃焼。併せて、ダイオキシンも分解しま

す。

 ・ 排気ガスを1,000℃から200℃に急冷することにより、ダイオキシンの再合成域

(300℃)を一気に通過させ、ダイオキシンを再合成させません。

 ・ 排気ガス中に、活性炭を吹き込み、活性炭の表面に吸着したダイオキシンをバグフィ

ルター(ろ布)で、捕集します。(ばいじんも同様に除去。)

 ・ 触媒反応塔で、酸化分解します。

 ■その他の有害物質

 排ガス中の有害物質(硫黄酸化物・塩化水素・窒素酸化物など)は、消石灰やアンモニ

アと化学反応させ、無害化。集じん機や触媒脱硝塔で取り除きます。

(2)溶融飛灰処理対策

 排ガス中の灰(溶融飛灰)は、バグフィルターで捕集。薬剤により安定・無害化します。

3 溶融物は再資源化し、埋立処分量を極小化します

 ごみの未燃分は、高温溶融処理し、生成された溶融物(スラグ・メタル)は再資源化します。

 したがって、埋め立てるものは、溶融飛灰のみです。

4 ごみの焼却熱を有効利用します

 ごみの熱エネルギーにより、発電、給湯を行っています。

 また、余熱を場外施設(風見の丘)へも送っています。

この記事に関するお問い合わせ先

袋井市森町広域行政組合事務局総務課事務局総務係

〒437-1312
静岡県袋井市岡崎6635-192
電話:0538-30-0530
メールアドレス:soumu-g@city.fukuroi.shizuoka.jp
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