『着衣着火』って知っていますか?

更新日:2021年05月31日

使い慣れた火こそ、取扱いに注意が必要です。

着衣着火って なに?

あまり聞き慣れない言葉ですが、花火の火やバーベキュー、キャンプファイヤーの火、調理中のガスコンロの火や仏壇のろうそくの火などが、「着ている服」に着火して、燃え上がる現象を「着衣着火」と言います。

衣類の袖口などから着火する場合が多く発生していますが、腹部などから燃え出すと大変危険で重度のやけどや死亡にまで至ることが非常に多くあり、大変恐ろしい現象です。

「着衣着火」は、ちょっとした不注意で誰にでも起こりうる現象でありますが、大変危険であるにもかかわらず、意外と知られていない現象です。

袋井市内でも、過去に高齢者の方で、仏壇の火が着衣に着火したことにより、やけどを負った事例がありました。

毎年、着衣着火によって全国で100名前後の方が亡くなっている中で、高齢者の割合が著しく高く、その原因として高齢化による判断力や運動機能の低下に加え、火が見えにくくなることが要因のひとつであるようです。特に青色系の色が分かりにくくなる傾向があり、白内障になると、この傾向が更に強まりますので、高齢者の火の取り扱いには十分注意が必要です。

 

着衣着火の具体例

着衣着火を防ぐために!

・衣服に火が燃え移ると、重度のやけどや死亡事故にもつながるということを理解しておくことが大切です。

・身体機能が衰えている高齢者や注意力に欠ける子どもに対しては特に周りの人が十分気をつけてください。

・屋外で何かを燃やすときは、特に注意が必要です。風のある日などは、着衣に着火しやすく、着火すると、すぐに燃え広がり重度のやけどになり大変危険です。

もしも『着衣着火』してしまったら??

もしも、火がついた場合には、手で叩き消すことは困難です。慌てないで、すぐに水をかけてください。

身近に水がない場合は絶対に走り回らないで、今いる所で立ち止まり、その場でゴロゴロと転がり、燃えている所を地面に押し付けます。ゴロゴロと転がることで、服に着いた火が地面に当たって、消火することができます。服に火が着いたまま走り回ると、かえって火の勢いが大きくなることがあります。

万が一、やけどを負ってしまった場合には、流水で冷やしましょう。救急車を呼ぶ必要がある場合には、待っている間も流水で冷やし続けましょう。

 

 

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袋井消防署

〒437-0012
静岡県袋井市国本2907
電話:0538-42-0119
ファクス:0538-43-5751
メールアドレス:shobo-f@city.fukuroi.shizuoka.jp
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