「袋井市自殺対策計画」の進捗状況等について報告します

更新日:2022年11月07日

令和3年度の評価結果及び進捗状況を報告します。

1 進行(進捗)管理の方法について

「数値目標」「主な取組指標」及び「その他の取組指標(基本目標)」19項目の指標値を基に、4 段階の自己評価(課内評価)を行い、進行(進捗)管理を行いました。

自己評価(課内評価)
「A」 … 取組の成果あり (4点)
「B」 … ある程度の成果は認められるが十分ではない (3点)
「C」 … ある程度の成果は認められるが一層の取組が必要 (2点)
「D」 … 今後、積極的な取組が必要 (1点)

2 進行(進捗)状況について

 「数値目標」、「主な取組指標」及び「基本目標1~5の取組項目」毎の評価結果は次のとおり。
 また、指標毎の評価結果については、別添「袋井市自殺対策計画進捗状況一覧」のとおり。

【数値目標】(点数評価:-)

 「自殺死亡率(人口10万人あたり)」、「5年間の平均自殺死亡率」については、公表が翌年度の3月の予定であり、公表されていないため、自己評価等は行っておりませんが、令和2年度の数値をみると、「自殺死亡率(人口10万人あたり)」は、15.0%と前年度に比べ5.8ポイント増加し、「5年間の平均自殺死亡率」も、13.9%と前年度に比べ0.7ポイント減少している。

数値目標
No 指標名 R3点数評価
1 自殺死亡率(人口10万人あたり) -
2 5年間の平均自殺死亡率 -
平均点【数値目標】 -

 

【主な取組指標】(点数評価:2.00点)

 「最近1年以内に自殺したいと思ったことのある人の割合」は、3.9%と平成29年度に比べ0.4ポイント増加したが、「睡眠による休養がとれていない人の割合」は17.9%と平成29年度と比べ2.3ポイント減少している。
 自殺は、心理的に追い込まれた末の死であり、誰にでも起こりえること、また、早期発見と早期対応により防ぐことができることから、こころの健康への理解を深めるため、こころの健康について街頭啓発を実施するなど情報の提供と発信を行うとともに、悩みを抱える人に「気付く」ための人材を育成するため、「ゲートキーパー」の養成に努める必要がある。

主な取組指標
No 指標名 R3点数評価
3 最近1年以内に自殺したいと思ったことのある人の割合 2
4 睡眠による休養がとれていない人の割合 2
平均点【主な取組指標】 2.00

【その他の取組指標】(点数評価:2.63点)

【基本方針1】"生きる"喜びを感じられる環境をつくります(点数評価:3.00点)

(1)基本目標1 "生きる"喜びを応援します(点数評価:3.00点)

  「企業へのこころの健康啓発実施回数」は、新型コロナウイルス感染症の影響により出前健康教室を控えたため、袋井市健康経営チャレンジ事業所の新規登録事業所2箇所への啓発を行った。また、「通いの場の個所数」は、「しぞーかでん伝体操」を自治会単位での立ち上げを行っているが、スタッフの高齢化も含め、64箇所と前年度に比べ3箇所減少した。今後もお元気運動リーダーの養成をはじめ地域での活動継続意識づくりや立ち上げの支援を関係機関と連携して行っていく必要がある。
 「シルバー人材センター会員の就業率」は、91.2%と前年度より1.0ポイント減少しているが、内職・職業相談における相談件数は392件と昨年度に引き続き増加傾向であるため、就業機会の拡大や生きがいづくりにつながるよう支援していく。

基本目標1 生きる喜びを応援します
No 指標名 R3点数評価
5 企業へのこころの健康啓発実施回数 2
6 通いの場の箇所数 3
7 居場所の箇所 4
8 TaskAruネットワーク職場見学会の参加人数 -
9 シルバー人材センター会員の就業率 2
10 内職・職業相談における相談件数 4
平均点【基本目標1 生きる喜びを応援します】 3.00

【基本方針2】悩みを抱える人に気付き、手を差し伸べます(点数評価:2.50点)

(1)基本目標2 心の健康への理解を深めます(点数評価:2.00点)

新型コロナウイルス感染症の影響により街頭啓発キャンペーンの実施や企業訪問を控えたため、「街頭啓発キャンペーンの実施回数」は0回、「こころの健康啓発カードの設置箇所数」は187箇所と昨年度と同様の数値になったが、企業へ送付する通信の活用やこころの健康啓発カードの設置などにより、自殺予防の啓発に努めた。今後も9月の自殺対策週間(9月10日~16日)や3月の自殺対策強化月間に合わせて啓発キャンペーンを行うとともに、事業所訪問時にカードの設置を依頼するなど、目の留まりやすい場所への設置を進めていく必要がある。

基本目標2 心の健康への理解を深めます
No 指標名 R3点数評価
11 街頭啓発キャンペーンの実施回数 2
12 こころの健康啓発カードの設置箇所数 2
平均点【基本目標2 心の健康への理解を深めます】 2.00
(2)基本目標3 "いのち"に寄り添う人を育てます(点数評価:4.00点)

「ゲートキーパー養成数」は、健康づくり推進員や民生委員児童委員等を対象に養成講習を開催し、504人(累計)と、前年度に比べ24人増加し、累計値では目標を上回っている。引き続き、対象者や開催方法等の改善を図りながら進める必要がある。

基本目標3”いのち”に寄り添う人を育てます
No 指標名 R3点数評価
13 ゲートキーパー養成数 4
平均点【基本目標 3 ”いのち”に寄り添う人を育てます】 4.00
(3)基本目標4 よりよい相談体制をつくります(点数評価:2.33点)

 「総合相談窓口における相談件数」は、5,689件と前年度に比べ372件増加しており、相談内容に応じて関係機関と連携し対応をしている。「(生活困窮者)支援プランを作成し自立につながった相談者の割合」については、支援プランを作成した相談者がいなかったため、0%となった。収入に対し多額の借入額がある相談者には、積極的に家計改善支援事業の利用を勧めるなど、相談者の自立に繋げていくことが必要である。また、「生後2か月以内の赤ちゃん訪問の実施率」は、新型コロナウイルス感染症の影響により訪問拒否の場合があったため、63.9%と前年度に比べ13.8%減少した。生後2か月以内に訪問できるよう、引き続き、保健師や助産師を確保するとともに、早期の日程調整に努めて訪問につなげていく。

基本目標 4 よりよい相談体制をつくります
No 指標名 R3点数評価
14 総合相談窓口における相談件数 4
15 (生活困窮者)支援プランを作成し自立につながった相談者の割合 1
16 生後2か月以内の赤ちゃん訪問の実施率 2
平均点【基本目標 4 よりよい相談体制をつくります】 2.33

 

【基本方針3】次世代を担う子どもたちの"いのち"を守ります(点数評価:2.67点)

(1)基本目標5 子どもへの支援体制を強化します(点数評価:2.67点)

  「子ども健康教育(こころの健康)実施回数」は、昨年度と同様に3回である。学校からの希望に応じて優先順位の高いテーマを選択していることから、実施回数が横ばいとなっているため、目標値を達成するためには、他テーマの中に、「こころの健康」を組み入れるなど一層の取組が必要である。「学校が楽しいと思う児童・生徒の割合」は、90.5%と前年度に比べ0.3ポイント増加し、「中学1年生における学級生活不満足群の生徒の割合」も、17%と前年度に比べ4%増加している。コロナ禍が長引く中、児童生徒はストレスを抱えながら生活し続けているが、各校において、感染症対策を講じた上で行事を実施することで、児童が学校生活を楽しめるよう努めている。今後も、児童生徒のソーシャルスキルを高めるために、研修会や授業実践を重ね、個々の状況の把握や人間関係作りが図られる授業づくり、指導等に取り組んでいく必要がある。

基本目標 5 子どもへの支援体制を強化します
No 指標名 R3点数評価
17 子ども健康教育(こころの健康)実施回数 1
18 学校が楽しいと思う児童・生徒の割合 3
19 中学1年生における学級生活不満足群の生徒の割合 4
【基本目標 5 子どもへの支援体制を強化します】 2.67

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

健康未来課健康企画室

〒437-0061
静岡県袋井市久能2515-1
はーとふるプラザ袋井(市総合健康センター)
電話:0538-84-6127
メールアドレス:kenkoudukuri@city.fukuroi.shizuoka.jp

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