帯状疱疹にご注意を!

更新日:2024年04月03日

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)ウイルスで引き起こる病気です。

子供の時に感染した水痘ウイルスが加齢やストレス、免疫力の低下などにより、帯状疱疹として発症します。帯状疱疹の発症率は50歳代から増加し、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

症状


初期の症状は、身体の左右どちらかの神経に沿って生じる皮膚の痛みや違和感、かゆみです。痛みの程度は様々です。そこに赤い発疹が帯状に現れ、その後に水ぶくれに変化していきます。胸や腹、背中など上半身に現れることが多く、顔や首に現れることもあります。また、帯状疱疹にかかった後、神経の損傷によって痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼ばれる合併症も帯状疱疹患者の10%~50%で発生すると言われています。

治療について

帯状疱疹の発疹や水ぶくれは、治療が遅くなったり治療せずに放置したりすると、高熱などの全身症状や後遺症が現れる場合もあります。発疹出現後3日以内、遅くとも5日以内に水痘ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬による治療を開始することで、治療の効果が高まり、重症化の予防や、「帯状疱疹後神経痛(PHN)」への移行を防ぐことにつながると言われています。

身体の片側に原因不明の痛みが急に生じたり、痛む場所に赤い発疹が出現したりと、帯状疱疹が疑われる症状が現れた場合には、3日以内またはできるだけ早く医師に相談しましょう。

帯状疱疹を予防するには

1.免疫力を低下させない!

適度な運動の実施やバランスのとれた食事摂取、睡眠不足の解消などを心がけることで、 日ごろから免疫力を低下させないことが大切です。

2.ワクチン接種(任意接種)

発症予防や重症化予防には、帯状疱疹ワクチン接種も有効な予防法です。

令和6年4月から帯状疱疹ワクチンの助成をしています

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンの接種は、法令に定められた定期予防接種の対象ではなく、任意の予防接種です。令和6年4月から帯状疱疹ワクチンの接種費用を一部助成します。詳細についてはこちらをご覧ください。

[対象] 50歳以上
[ワクチンの種類]
 

乾燥弱毒性水痘ワクチン

「ビケン」

(生ワクチン)

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

「シングリックス」

(不活化ワクチン)

接種回数 1回

2回

※ 1回目の接種から2か月以上の間隔をあけ、6か月以内に接種

接種方法 皮下注射

筋肉内注射

 

この記事に関するお問い合わせ先

保健予防課保健予防係

〒437-0061
静岡県袋井市久能2515-1
はーとふるプラザ袋井(市総合健康センター)
電話:0538-42-7410
メールアドレス:yobou@city.fukuroi.shizuoka.jp

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