国民健康保険保健事業実施計画（データヘルス計画）第3期計画・国民健康保険特定健康診査等実施計画第4期計画

「国保保健事業実施計画（データヘルス計画）」は、幅広い年代の国保被保険者に係る身体的な状況などに応じた健康課題を的確に捉え、課題に応じた保健事業を実施するために策定されているものです。この保健事業の実施により、被保険者の健康寿命の延伸、及び生涯にわたる生活の質（QOL）の維持及び向上が図られ、結果として、医療費の適正化を目指すことを目的としています。

「国保特定健康診査等実施計画」は、糖尿病などの生活習慣病を中心とした疾病予防のための特定健診及び特定保健指導を実施するにあたり、国保としての目標及び内容を定めるために策定するものです。特定健診などの実施により、被保険者の健康増進を図ることを目的としています。

平成20年度から健康保険の保険者で特定健診などの実施が義務付けられたことから、まず特定健診等実施計画が第1期計画（平成20年度～平成24年度）、第2期計画（平成25年度～平成29年度）と策定され、この計画に基づき特定健診などを実施してきました。

また、データヘルス計画は、保険者に平成26年度から策定が新たに義務付けられたことから、第1期計画（平成26年度～平成29年度）を策定しました。

その後、データヘルス計画と特定健診等実施計画は、相互に連携して策定する必要があることから、データヘルス計画第2期計画と特定健診等実施計画第3期計画は、平成30年度～令和5年度に一体的に策定し、保健事業を実施してきました。

データヘルス計画第2期計画などが、令和5年度で終了するため、次期計画として、令和6年度～令和11年度のデータヘルス計画第3期計画と特定健診等実施計画第4期計画を、下記のとおり策定しました。令和6年度以降は、この計画に基づき、保健事業を実施してまいります。

令和6年度～令和11年度

生活習慣病は、食生活や運動習慣などといった日常生活に留意することで、発症を未然に防いだり、進行を遅らせることができます。また、生活習慣病と診断された方であっても、生活習慣を見直すことで、改善が見られる可能性があります。

一方、生活習慣病は、本人には、明確な自覚症状がないまま、症状が悪化する危険性が高く、自らの生活習慣や健康への関心を持つことへの働きかけが効果的です。生活習慣病の第一歩として、「1年に1回の特定健診の受診」を促すことで、被保険者の生活の質の向上や健康寿命の延伸を目指していきます。

被保険者が生涯にわたり心豊かに暮らせることで、”活力あふれる生活”を維持できると捉え、このことが医療費の適正化にも資するものと考え、目的・目標を定めました。

計画全体の目的

生活習慣病予防による”活力あふれる生活”の実現

計画全体の目標

1. 被保険者の健康に関する意識の向上
2. 生活習慣病の重症化予防
3. 平均自立期間の延伸