ジェネリック医薬品を利用しましょう
ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、最初に作られた薬(先発医薬品、新薬)の特許が切れてから作られた薬で、厚生労働省により先発医薬品と効き目や安全性などが同等であると認められた医薬品のことです。ジェネリック医薬品は、元となる新薬よりも開発費を抑えられるため、価格が安くなります。
そのため、ジェネリック医薬品をご利用ただくことで、窓口での自己負担額の軽減だけでなく、全体の医療費の抑制にもつながります。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について(厚生労働省HP)
ジェネリック医薬品を利用するには
ジェネリック医薬品のご利用を希望される場合は、医師・歯科医師・薬剤師にご相談ください。
国保保険証の更新時の郵送に合わせて、「ジェネリック医薬品希望シール」を同封します。薬の処方の際にジェネリック医薬品を希望する場合は、シールを保険証やお薬手帳などに貼ってご利用ください。
ジェネリック医薬品を希望する際の留意点
ジェネリック医薬品のご利用を希望される場合に、気を付けていただくことがあります。
- ジェネリック医薬品に変更しても、薬代の差額が少ない場合や薬代のほかに技術料や管理料が加わることによって、窓口での自己負担額があまり変わらないことがあります。
- 病院や薬局によっては、ジェネリック医薬品を取り扱っていないことや取り寄せとなることがあります。また、医薬品によってはジェネリック医薬品が存在しない場合や、医師の判断によりジェネリック医薬品への変更ができない場合があります。
ジェネリック医薬品に関するお知らせを送付します
袋井市国保では、治療にかかる費用負担を軽減するため、現在処方される薬をジェネリック医薬品に切り替えた場合に自己負担額に一定の金額以上の軽減が見込まれる35歳~74歳の方を対象に、「ジェネリック医薬品に関するお知らせ(差額通知)」を送付しますので、薬の処方の参考としてください。
なお、対象となる薬は、生活習慣病関連や自己負担額の軽減効果が高いものに限られます。
お薬のお話
ポリファーマシーについて~お薬いくつ飲んでいますか?~
特に高齢になると、複数の病気にかかるため、複数の病院に通うことが増えます。それに伴い、処方箋として処方されるお薬も増えていきます。
必ずしもお薬が多いことが悪いことではありませんが、多くのお薬を飲んでいることにより、お薬の相互作用や飲み間違いなどにより、適切にお薬を飲めなくなって、身体に逆に有害な事象が引き起こされることがあります。それを、「ポリファーマシー」といいます。
このポリファーマシーを防ぐためにも、お薬手帳は1冊にまとめるなど、現在、飲んでいるお薬全てが把握できるようにしておきましょう。
リフィル処方箋~お薬の新しい受け取り方が導入されました。~
症状の安定している患者に対し、医師と薬剤師の適切な連携が確保されている中で、一定期間内に処方箋を繰り返し利用できる仕組みが、令和4年4月から開始されました。この仕組みを「リフィル処方箋」といいます。
リフィル処方箋は、患者の医師が病状が安定していることから、通院をしばらく控えても問題ないと判断した場合に対象となります。その場合、その医師が処方した処方箋に「リフィル可」にチェックがされており、その処方箋の使用可能回数が記載されています。最大3回まで、その処方箋を繰り返し使用できます。
このリフィル処方箋によって、患者にとっては通院の回数が少なくなり、負担を軽減できます。その結果、通院回数が減ることにより医療費の伸びの抑制にもつながると考えられています。
同じ薬剤師から継続的に服薬の管理を受けることが重要となりますので、同じ薬局での調剤してもらうことを心がけましょう。
このリフィル処方箋以外にも、90日以上などの長期処方も可能となっています。その場合、分割調剤といった医師の診察を受けずに薬剤師が調剤を管理することも可能となっています。ただし、リフィル処方箋や長期処方も症状が安定していると医師が判断することが必要ですので、必ずしも利用できるとは限りません。詳細は、かかりつけの医師や薬剤師に確認してみてください。
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更新日:2021年11月30日