宇刈里山公園が平成25年度日本地質学会表彰を受賞しました

宇刈里山公園の地質遺産を残す取組

宇刈里山公園は、美しい里山、田園・茶園の風景をはじめ、ゲンジボタルや貝化石等に代表される宇刈地区固有の自然の魅力を活かした公園です。

地域一帯の地盤は、大日砂層と呼ばれる約200万年前に堆積した砂や泥の地層からなり、園内にも公園の建設過程で発見された地層断面と、公園近くで採取した貝化石密集層のブロック標本を展示するなど、他の公園にはない工夫が凝らされています。

全国各地で開発による露頭の消滅が懸念される中、小規模ながら市の公園に地質遺産を残す取組が日本地質学会から高く評価され、平成25年度には「日本地質学会表彰」を受賞いたしました。

ぜひ、宇刈里山公園を訪れ、その魅力を感じて下さい。

受賞理由・表彰業績

なお、本受賞は、地層断面の保護にご協力いただいた静岡大学教育学部教授の延原尊美（のぶはらたかみ）氏の推薦によるものです。

受賞理由は次のリンク先をご参照ください。

受賞者：静岡県袋井市（代表者 市長 原田英之）
表彰業績：地層保全を活かす市民公園の先駆的取り組み

日本地質学会とは

日本地質学会とは、地質学の発展や普及を目指して1893年に創立され、地質学とその応用についての研究成果の公表・知識の交換・内外の関連学会との連携協力等を主な活動としている学会です。