男女共同参画に関するおすすめの本

更新日:2022年07月12日

 

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男女共同参画の様々なキーワードを網羅したおすすめの本を集めた「男女共同参画に関するおすすめBOOKリスト」を紹介します。

本は男女共同参画に触れるきっかけとして役立ちます。ぜひご覧ください。


「男女共同参画に関するおすすめBOOKリスト」では、次の13のカテゴリに分けて本を紹介しています。

 

1.ジェンダーってなに?

男女共同参画社会とは、子どもからお年寄りまであらゆる人々が、それぞれの個性や能力を発揮できる社会のことです。ところが、日本では今も「男性は仕事」「女性は家庭」などの性別で役割を分ける、旧来の考え方が残っています。「男らしさ」「女らしさ」ではなく、一人ひとりの個性や能力である「自分らしさ」を大切にし、多様な人々の個性や生き方を認め合う社会を目指しましょう。

2.女性が働くということは

少子高齢化が急速に進み、労働力人口の減少が問題とされる中、2015年8月に「女性活躍推進法」が成立、女性の社会進出と労働参加が期待されています。しかし、女性をとりまく環境は万全とは言えません。女性の働き方をめぐり、出産育児期の離職、育児と仕事の両立、少ない女性管理職、ハラスメント、非正規雇用の増加、性別賃金格差などの様々な課題を解決していくことが不可欠です。

3.女性が政治に参加する

世界の政治分野で、女性たちの活躍を目にすることが増えました。政府は2020年までに、議員も含めた指導的地位に占める女性割合を30%以上にすることを目指していましたが、日本の女性議員割合は193か国中166位(2022年8月時点)と世界的にとても低いうえ、年々ランクが下がっています。多様な声を政策に反映させていくために、女性が政治に参加することの意義や方策について考えてみましょう。

4.暴力を受けていい人はいない

セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為、パートナーへの暴力、性犯罪、売買春などは、相手が女性であっても男性であっても、相手を傷つけ、人権を著しく侵害するものであり、許されるものではありません。現状では、そのほとんどの被害者が女性です。その背景には、今も男尊女卑の意識が潜んでおり、女性への暴力は、男女共同参画社会を形成していく上で、克服すべき重要な課題となっています。

5.かけがえのない身体と心

現代の女性は、新しい時代の女性像と伝統的な女性役割の狭間で、日々ストレスを抱えながら生きています。こころやからだの不調は、プライベートや仕事に大きな影響を及ぼします。月経や妊娠・出産、婦人科系の病気や女性ホルモンなど、女性特有の健康問題について正しい知識で向き合い、こころもからだも健康で、明るく充実した日々を過ごしましょう。

6.語られなかった性を今

子どもを産むか産まないかということに関する自己決定は、女性の人生にとって重要な問題であり、正しいプログラムに基づいた性教育は、自立した人間同士が互いに相手のからだとこころを大切にしながら生きていくために大切なものです。また、「LGBTQ」という言葉が知られるようになりつつある現在でも、社会の無理解の中で生きづらさを抱える「性的マイノリティ」の人々が身近にいることを、理解する必要があります。

7.家族のこと いろいろ

ひとくちに家族といっても、思い浮かべるかたちは人ぞれぞれ。決して同じではありません。夫婦の関係・親との関係・シングルマザー・結婚する/しない・ステップファミリー・母と娘・児童虐待・同性婚など、家族について語る時に、はずすことのできないキーワードは数多くあります。男女共同参画の視点から、いろいろな家族のかたちを見てみましょう。

8.男として生きるということ

根強い性別役割分担意識に基づく社会構造の中で、「男性は弱音を吐かない」「男性は妻子を養うべき」という男らしさの鎧が、男性の生きづらさを生んでいます。家事・育児・介護などを女性に頼ってきたため、親や妻の介護に直面した時、ひとり親になった時、生活面で苦労するのも男性です。非正規労働に従事する男性や、生涯未婚の男性も増えています。歴史的につくられた男性像に縛られない生き方が求められます。

9.私が守る・私の防災

災害時には、年齢や性別、障がいの有無、国籍等のほかに、介護や育児などそれぞれの抱える事情で、必要な支援が異なります。特に女性は、性暴力やドメスティック・バイオレンスの被害防止の面から、避難所の運営などで配慮が必要です。日ごろから、男女を問わずいろいろな立場や年齢の人が防災組織の運営に加わることで、多様性に配慮した防災が可能となります。いざという時のために、女性の力を防災・減災へ反映していきましょう。

10.老後の不安も楽しみも

人類が今まで体験したことのない少子高齢化社会。家族も変容し、高齢者のみの世帯が増えました。男性介護者が増えたとはいえ、老老介護を経ておひとり様になる側の多くは、平均寿命の長い女性。非正規労働や無償の家事労働に従事してきたため、収入も少なく社会保障の恩恵も薄い、高齢女性の貧困が問題です。高齢者を支える社会保障制度とともに、支え合う地域力を育てる必要があります。

11.貧困はなぜ生まれるのか

貧困とは、経済状態だけでなく、人間関係や精神的に余裕のない状態のことも含まれます。その背景には、社会の構造が深く関わっています。育児や介護による離職や非正規労働などで経済的に弱い立場になりやすい女性の貧困、世代間連鎖が指摘される子どもの貧困、今後急増することが予想される高齢者や単身者の貧困など、誰にとっても他人事ではありません。貧困の現状を知り、安心して暮らしていくためのヒントを考えてみませんか。

12.彼女たちの足跡

様々な分野で、固定的な役割分担意識に捉われず、個性と能力を十分発揮し活躍する女性がいます。変化する社会の中で、生き方を模索する女性にとって、女性差別や人権問題を乗り越え、力を発揮した女性の生き方を探ることは、女性の社会進出や経済的自立などを進めるうえで、参考になります。

13.子どもに伝えるジェンダー

絵本や児童書は、子どもの心の成長を助け、生きる力を育てる大切なツールです。知らず知らずのうちに刷り込まれてしまいがちな「女の子らしさ」や「男の子らしさ」ではなく、「その子らしさ」を大切にするジェンダーに敏感な視点を育てるために、男女共同参画おすすめBOOKのキーワードをもとに絵本と児童書をピックアップしました。子どもの本を通じて、「自分らしく」生きることを考えてみませんか。

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静岡県男女共同参画センター「あざれあ」のホームページでも、男女共同参画に関するおすすめの本を紹介しています。

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協働まちづくり課外国人活躍・共生社会推進室

〒437-8666
静岡県袋井市新屋1-1-1
電話:0538-44-3138
メールアドレス:shimin-kyodo@city.fukuroi.shizuoka.jp

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