部活動の地域連携・移行について
現状の部活動について、国は「加速する少子化」や「教員の働き方改革」などの観点から、中学校の部活動を地域と連携あるいは移行していくことをガイドライン等で示しました。
学校では、少子化や選択肢の多様化等に伴う「部活動加入者数の減少」により、部活動の廃部や団体競技における合同チームによる大会出場など、従来の学校単位での活動が難しくなってきています。
また、休日の活動を含め、教員の献身的な勤務により支えられている従来の部活動は、教員の長時間勤務の一要因であり、競技経験の有無等や意向に関わらず、教員が部活動の顧問を務めていくことは、「教員の働き方改革」の観点から、今後はより難しくなっていくと考えられます。
部活動については、現状維持がさらに困難となる前に、まずは休日の部活動から連携・移行していく動きが、全国的に進められております。本市においても現状を把握した上で、新しい部活動の体制を構築していきたいと考えております。
皆様の御理解と御協力をお願いします。
袋井市の中学校部活動設置状況(令和5年4月1日時点)
設置されている場合は「○」、未設置の場合は「-」
袋井中 | 周南中 | 袋井南中 | 浅羽中 | |
軟式野球 | ○ | ○ | ○ | ○ |
サッカー | ○ | ○ | ○ | ○ |
ソフトボール(女子) | ○ | - | - | ○ |
男子ソフトテニス | ○ | - | - | ○ |
女子ソフトテニス | ○ | ○ | ○ | ○ |
男子バスケットボール | ○ | ○ | ○ | ○ |
女子バスケットボール | ○ | ○ | - | ○ |
男子バレーボール | ○ | - | - | - |
女子バレーボール | ○ | ○ | ○ | ○ |
男子卓球 | ○ | ○ | ○ | ○ |
女子卓球 | ○ | ○ | ○ | ○ |
剣道 | ○ | ○ | ○ | ○ |
柔道 | ○ | - | - | - |
陸上競技 | ○ | ○ | ○ | ○ |
水泳 | ○ | ○ | ○ | ○ |
吹奏楽 | ○ | ○ | ○ | ○ |
美術 | ○ | ○ | ○ | ○ |
園芸 | ○ | - | - | ○ |
技術 | - | ○ | - | - |
家庭 | ○ | ○ | - | - |
英語 | ○ | - | - | - |
コンピューター | ○ | - | - | - |
自然科学 | - | ○ | - | - |
袋井市でのこれまでの取組について
<取組1>袋井市立中学校部活動ガイドライン制定
【平成31年3月 袋井市教育委員会 制定】
平成30年3月にスポーツ庁から「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」、文化庁から「文化部活動に関する総合的なガイドライン」、平成30年4月に静岡県教育委員会から「静岡県部活動ガイドライン」が策定されたことに伴い、本市においても「部活動の運営」や「外部指導者及び保護者との連携」などを示す「袋井市立中学校部活動ガイドライン」を制定した。
★袋井市立部活動ガイドライン【袋井市教育委員会 平成31年3月】(PDFファイル:1.5MB)
<取組2>ワーキンググループの開催
令和5年度以降の休日の部活動の段階的な地域移行に向けて、実務者レベルでの意見交換・協議を行った。今後の本市の方針を導き出すため、袋井市スポーツ推進審議会の下部組織として位置づけたワーキンググループ(袋井市スポーツ協会、各競技団体、スポーツクラブ関係者、袋井市教育委員会職員、袋井市スポーツ政策課職員)を設置した。
令和3年度2回、令和4年度2回開催
<取組3>部活動指導員に関する取組
平成29年4月1日 付「学校教育法施行規則」の改正に伴い、部活動指導員が制度化された。「袋井市立中学校部活動指導員設置要綱」を制定し、任用を開始した。
※部活動指導員:部活動の単独での指導、引率が可能
令和元年度1人、令和2年度5人、令和3年度5人、令和4年度9人
★袋井市立中学校部活動指導員設置要綱(PDFファイル:69.2KB)
<取組4>地域指導者の活用
学校へのヒアリングに基づき、部活動指導員の登用がなく、顧問が「専門外である」「指導経験が浅い」等で、より専門的な指導を希望する部活に対し、袋井市スポーツ協会等との連携により調整した地域指導者を活用した。
令和3年度4人、令和4年度8人
<取組5>アンケートの実施
部活動の地域連携・移行にかかる課題把握のため、令和4年度にスポーツ協会競技部・スポーツ少年団・アリーナ利用団体等を対象に部活動の地域移行に係る調査、令和4年度に外部指導者活用事業に参加した指導者・顧問・生徒を対象に、外部指導者による指導等に関するアンケートを実施した。
今後の取組について
1 部活動地域移行推進協議会の設立について
本市では、部活動の地域移行・連携を推進してくため、令和5年度に「部活動地域移行推進協議会」を設立し、令和5年5月18日(木曜日)に第1回協議会を開催しました。
第1回協議会では、部活動の地域連携・移行に関する経緯や本市における部活動の現状を共有するとともに、部活動の地域連携・移行に係る方針等について協議し、以下のとおり実施方針が決定しました。
1-子どもたちの思いを第一に
2-持続可能な実施体制
3-まずは既設の部活動から
4-まずは休日の活動について
5-様々な形態(段階的整備)で
6-指導者は教員以外の者を確保
2 これからの袋井市の部活動について
本市における部活動の地域連携・移行の現状等について、「これからの袋井市の部活動(BU通信)」を通じて発信していきます。
「これからの袋井市の部活動(BU通信)」についてはこちらをご覧ください
3 部活動の指導者募集について
本市では、部活動の支援をしてくれる指導者の方を「運動部」「文化部」ともに募集しております。これまで培った技術や経験を活かし、生徒と一緒に活動しませんか。お気軽に下記フォームからお問合せください。
スポーツ庁・文化庁・静岡県 関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
学校教育課魅力ある部活動推進室
〒437-0013
静岡県袋井市新屋1-2-1
電話:0538-86-3122
メールアドレス:gakkou@city.fukuroi.shizuoka.jp
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更新日:2023年10月01日