袋井駅南口広場に日本最大クラスのブロンズ彫刻が誕生しました
完成記念式典
平成28年3月26日、袋井駅南口広場に設置された彫刻の完成記念式典が行われました。 この彫刻は、「彫刻のあるまちづくり」を進める袋井市が、一昨年秋に新たに完成した袋井駅南口広場に、市制施行10周年を記念して設置したものです。 「大地から宙(そら)へ」のタイトルのとおり、高さ8.5メートルを誇る日本最大クラスのブロンズ彫刻で、伊東市在住の重岡建治さんが制作しました。 式典では、テープカットに合わせ、出席した関係者や市民約40人が色鮮やかなバルーンを一斉に空に放ち、会場はお祝いムードに包まれました。
実施概要
日時:平成28年3月26日(土曜日) 午前11時00分~午前11時30分 場所:袋井駅南口広場


市長挨拶
「彫刻のあるまちづくりを進める袋井市の中でも、今回の彫刻はシンポリックな作品となった。市の玄関口である駅から降りてすぐ目にするこの作品が、まさに袋井の「おへそ」として存在感ある彫刻となっていくことを願います」
制作者あいさつ
「一昨年の11月に、まだ工事中の駅前広場と駅舎から見て、駅の通路上からも地面からも楽しめるような存在感がほしいと感じた。ブロンズは強度が強いため、恒久的にこの場所に存在し、人を迎え、送り出していくようになる。彫刻は見るときの気分や天候によっても違って見える。今回、すてきな場所を提供していただき感謝するとともに、この彫刻が末永く袋井を見守っていくよう願っている」
袋井駅南口広場彫刻完成記念式典 実施場所 (PDFファイル: 403.5KB)
設置作品について

作品タイトル
「大地から宙(そら)へ」(材質:ブロンズ)
作者名
重岡建治さん(静岡県伊東市在住)
作品の概要
下の部分に家族をイメージした群像をおき、彫刻を支える上部のアーチには健康を表した伸びやかな男女の群像の姿を取り付けています。台座正面には大地から湧き出る泉を表現し、左には市の鳥「フクロウ」、右には若葉の芽吹きを施しています。
重岡健治さんプロフィール (PDFファイル: 626.4KB)
彫刻完成までの軌跡
2014年12月
袋井市彫刻のあるまちづくり推進委員会彫刻選考コンペティション 「大地から宙へ」は応募のあった12作品の中から、厳正な審査によって決定しました。
2015年2月~6月 原型制作(伊東市内アトリエ)
各パーツごとに作成した粘土型をFRPでかたどる作業を繰り返し、ブロンズ用の原型を制作します。

2015年5月 彫刻制作現場見学ツアー
(伊東市内アトリエ)
ツアーに応募された市民の皆さん18名がアトリエを訪問。重岡さんからブロンズ彫刻の制作工程をお聞きしたり、伊東市内に設置されている重岡さんの作品を見学しました。

2015年6月~2016年2月 ブロンズ鋳造、溶接
(埼玉県川口市内ブロンズ鋳造所)
いよいよブロンズに鋳造します。原型をもとに、銅を流し込んで作ります。ブロンズ像の内部は空洞のため、内部にステンレス支柱を溶接し補強
2016年2月 基礎工事開始
2016年2月27日 彫刻現地搬入
早朝から大型トレーラーを使用しての搬入作業後、レッカーで吊り上げ、現地に組み上げる作業を行いました。
2016年2月末~3月上旬 現地溶接、仕上げ
足場を設置し、いよいよ最上部のパーツを溶接。全てのパーツが組み上がり、全長約8.5mの彫刻が姿を表しました!!


写真提供協力:武智幹夫
詳しい制作過程はこちら彫刻完成までの軌跡詳細 (PDFファイル: 682.7KB)
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
返信を希望される方は、住所・氏名・連絡先(電話番号・Eメールアドレス)を記載して下さい。
更新日:2021年05月31日